繊細で優しい風味が人気な「新世界」の日本ワイン

日本ワイン

フランス産やイタリア産のワインは世界的に有名ですが、近年は日本ワインも注目を集めています。
2016年の伊勢志摩サミットで各国の首脳に日本ワインが振る舞われ、その繊細で優しい風味が話題になったほど。
今回は、そんな日本のワインについてのお話を。

新世界ワインと旧世界ワイン

ブドウの栽培に適した地形や気候風土を持つヨーロッパでは、古代ローマの時代よりワインが作られてきました。
特にフランスやイタリア、スペインなどの南欧のワインが有名で、これらは「旧世界(オールドワールド)ワイン」と呼ばれています。
歴史の中で培われてきた生産方法や醸造方法でワインが作られており、食文化とともにそれぞれの産地のワインが世界に広まっていきました。

一方で、大航海時代以降にワイン作りが伝わり、新しくワインを作り始めた国々のワインを「新世界(ニューワールド)ワイン」と呼びます。
チリ、アメリカ、アルゼンチンが有名で、日本ワインも「新世界ワイン」の仲間。
新世界ワインは、積極的に新しい農業技術や醸造方法が取り入れられており、果実味が豊かで旧世界ワインに比べて価格が安いのが特徴です。

新世界ワインと旧世界ワイン

日本ワイン

日本ワインとは「日本で収穫されたブドウだけ」を使って作られたワインのこと。
輸入ブドウを使って作られる国産ワインとは違い、日本の気候風土がワインの風味に反映されています。
日本ワインの歴史は「新世界ワイン」の中でも比較的新しく、明治時代にブドウ栽培に適した山梨に日本初のワイナリーが設けられました。

フランスワインの二大生産地がブルゴーニュとボルドーなのに対し、日本ワインの二大産地は山梨と長野です。
日中の寒暖差が大きく、水捌けの良い土地を好むブドウは、日本アルプスに囲まれた長野や山梨の地に適しており、栽培が盛んなのだそう。
特に山梨は日本のワイナリーのおよそ40%を有し、日本ワイン発祥の地である「甲州」の名がついた白ブドウで作られるワインが有名です。

ワインの歴史の中では日本ワインは新入りで高評価を得るのに時間がかかりましたが、農家や醸造所のたゆまぬ努力の結果、2014年にロンドンで開かれた”DWWA : Decanter World Wine Awards“で初金賞および地域最高賞を受賞し、海外から注目を浴びるようになりました。

日本ワインの特徴

フランスワインはフランス料理に、イタリアワインはイタリア料理に、日本ワインは和食と相性が良くなるように作られています。
日本ワインは繊細で優しい風味が特徴で、和食特有の「旨味」を引き出し、その風味を引き立たせてくれます。
近年、健康志向でヘルシーな和食が世界的なブームになっており、和食と相性の良い日本ワインの人気が高まりつつあります。

例えば、甲州ブドウは鉄分が少ないので魚の生臭さを抑える効果があり、刺身や寿司など和食特有の生魚と合わせやすい、など。
また、赤ワインもどっしりとしたフルボディではなく、さっぱりとしたライトボディやミディアムボディが多いので、焼き鳥やすき焼き、角煮などの肉料理で扱う醤油やタレの味を邪魔せず引き立ててくれます。

肉料理とワイン

魚料理、肉料理だけでなく味付けで日本ワインを組み合わせるのも、乙なもの。
例えば、焼き鳥のタレにはさっぱりとした赤ワイン、塩にはフルーティな白ワインがよく合います。
日本酒やビールと和食の相性もいいですが、日本ワインと和食の相性もなかなかのもの。
おうち時間が増えるこのご時世、自分好みのマリアージュを探ってみるのも楽しそうですね。

日本ワインに合わせる竹食器

日本ワインと和食

日本の伝統の中で培われた繊細で旨味を活かした和食と、その風味に合うように作られた日本ワイン。せっかくなので、食器も日本に馴染み深い素材を。
古くより日本人は竹との関わりが深く、食器や日用品、農業や漁業など幅広く利用してきました。
そんな日本人に馴染み深い竹を使った食器と一緒に、日本ワインと和食を満喫してみるのはいかがでしょう。

RIVERETの竹食器はワイングラスやプレートを作っており、馴染みやすい素材とデザインだけでなく、食器洗い洗浄機にも対応できる使い勝手の良さが特徴です。
改めて日本の文化を見つめ直すのも楽しそうですね。

ワインをより愉しむために。
RIVERETのうつわたち

ワインベッセル
ワインベッセル
〈ホワイト/ブラウン〉
4,180円~(税込)
ボルドー
ボルドー
〈ホワイト/ブラウン〉
4,950円~(税込)
ブルゴーニュ
ブルゴーニュ
〈ホワイト/ブラウン〉
4,950円~(税込)

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